天然石を使ったシルバーアクセと「アクアマリン」の正規品を紹介しているページです。
アクアマリンは、エメラルドと同様のベリル(緑柱石)の一種で、鉄の混入によりブルーに変色した鉱物のことです。ベリリウムとアルミニウム、シリコンが主成分となり酸化したもので、日本ではその色合いから「藍玉」と呼ばれていますね。
エメラルドと同様の成分でありながら、エメラルドより衝撃に強く、硬さもルビーと水晶の中間で非常に強靭です。六角形の結晶で産出することが多く、透明度が高いことから、古代ギリシャでは海の精が結晶した宝石として珍重され、海(マリン)の水(アクア)を意味するアクアマリンと名付けられました。
また、古代ローマでは海難防止と豊漁を願う御守りとして用いられ、古代エジプトでも黄泉の国への船旅の守り神として、王家の墓に数珠として奉納されたという記録も残っています。
19世紀のヨーロッパでは、緑がかったシーグリーンに人気が集中していましたが、20世紀になってからは、水色の濃いものが人気となりました。アフリカのモザンビークやマダガスカルでは鮮やかな水色のものが多く産出し「サンタマリア・アフリカーナ」として珍重されています。このほかの産地としては、ブラジルとパキスタンが有名です。